スーパーアグリHONDAとは?

 


2005年秋に誕生


1995年に35歳でF1を引退した時から、
10年後、45歳の時にオーナーとしてF1に戻る事を目標にしていた鈴木亜久里氏は、
2000年代前半にインディカーなどでチーム運営の能力を磨く。

そして2005年秋、会見を開き、
ホンダからのエンジン供給を受け、
「SUPER AGURI HONDA Formula 1(F1)」
というチームを結成して、2006年の選手権参戦を目指す事を発表。

一人目のドライバーは、この年をもってB.A.Rホンダのシートを失った佐藤琢磨に決定。


 
 

2006年(圧倒的な遅さを露呈)


一度目の参戦受理は認められず状況を整えて、ようやくF1に11チーム目のチームとして参戦する事か決定。
そして、2人目のドライバーにはFormula Nippon(現在のSuper Formula)にて
トップドライバーとして活躍していた井出有治に決定。


しかし、1年目に関しては圧倒的な遅さでまったく予選1ラウンド目を通過する事はできず。
シーズンを通じて下位に沈んだ。

井出有治に関しては、車が遅すぎる事と他の選手との接触事件を起こした事などが原因で
モナコGPを前にしてスーパーライセンスをはく奪されてシートを失い、
ルノーのリザーブドライバーとして活動していたフランク・モンタニーがシートを得る。
そのモンタニーもいまいち調子が上がらずシーズン後半からは山本左近がシートを得る。


ただし、明るい兆しとして最終戦のブラジルGPでは
チーム内でもなぜ急に速くなったのかはよくわからないといわれているらしいものの、
佐藤琢磨が速いタイムを刻み続けて10位フィニッシュを果たす。
(当時はポイントを得られるのが8位までだったためポイント獲得はならず)


 
 

2007年(絶好調のシーズン)



翌2007年は絶好調となったシーズンで、
第一戦のオーストラリアGPからエースドライバーの佐藤琢磨が予選Q2を突破してQ3に進出。
10番グリッドを獲得。

なお、この年はF3やBARにて佐藤琢磨と共に働いてきた
アンソニー・デヴィッドソンがレギュラーシートを獲得。


第4戦のスペインGPでは佐藤琢磨が予選Q2に進出して13番グリッドを獲得。
決勝では素晴らしいタイムを刻み続け、9位のフィジケラを抑えて佐藤琢磨が8位フィニッシュ。
1ポイントを獲得した。


さらに第6戦のカナダGPでは
佐藤琢磨が惜しくも11番手でQ3進出はならなかったが11番グリッドを獲得。
決勝でも予選同様に素晴らしい走りを見せて6位を獲得し、3ポイント獲得

終コーナーにて佐藤琢磨が前年度のシリーズチャンピオン、
フェルナンド・アロンソ
をオーバーテイクしたシーンは日本のメディアにて何度も繰り返し放映された。


なお、のちの佐藤琢磨とジェンソン・バトンの対談にて
2007年にスーパーアグリが戦った車は、
前年にジェンソンがハンガリーGPで優勝した時の車に少しだけ手を加えた車であったことが判明している。



プライベートチームとはシーズン序盤は
ポイントを獲得できるケースがあるものの、
途中で開発がとまるため、相対的に夏以降のスーパーアグリは調子を落とし、
またスポンサーの詐欺問題などにも巻き込まれて、カナダのあとはポイントを獲得できず。


しかし、4ポイントを獲得した佐藤琢磨は
ホンダのバリチェロやウィリアムズの中嶋一貴を上回るシリーズランキング17位でシーズンを終える。
また、スーパーアグリはコンストラクターズ選手権で9位を獲得。


 


2008年(春に撤退)


前年に本家のホンダF1チームを上回るような結果を残してしまったため、
その反動で2008年は正月からホンダ社やBAT(BAR)社の支援をうまく受けられない事態に。

そして、シーズン序盤から苦戦が続いて、
第4戦のスペインGPを最後にF1撤退が決定し、活動が終了してしまった。

なお、最後のスペインGPでは佐藤琢磨が13位完走を果たしている。






 
 

スーパーアグリHONDAの年度別戦績

 
年度 ドライバー 戦績
2006年
[1人目]
■佐藤琢磨


[2人目]
■井出有治

フランク・モンタニー

山本左近

 
全ドライバーともに
ポイント獲得ならず。


[コンストラクターズ]
0ポイント
11位(全11チーム中)


2007年

 



[1人目]
■佐藤琢磨
4ポイント獲得
ランキング17位


[2人目]
■アンソニー・デビッドソン




 



[ポイント獲得]
佐藤琢磨
スペインGP=
8位で1ポイント獲得

佐藤琢磨
カナダGP=
6位で3ポイント獲得


[コンストラクターズ]
4ポイント
9位(全11チーム中)



 



2008年


 



[1人目]
■佐藤琢磨


[2人目]
■アンソニー・デビッドソン


 
ポイント獲得0




 
 

ハイライトとなった2007年カナダGPの結果

 
  • 1位 ルイス・ハミルトン(マクラーレン) 10ポイント
  • 2位 ニック・ハイドフェルド(ザウバーBMW) 8ポイント
  • 3位 アレキサンダー・ブルツ(ウィリアムズトヨタ) 6ポイント
  • 4位 ヘイキ・コバライネン(ルノー) 5ポイント
  • 5位 キミ・ライコネン(フェラーリ) 4ポイント
  • 6位 佐藤琢磨(スーパーアグリ) 3ポイント
  • 7位 フェルナンド・アロンソ(マクラーレン) 2ポイント
  • 8位 ラルフ・シューマッハ(トヨタ) 1ポイント










 

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