2018年度(平成30年)主要文学賞受賞作家/作品リスト 




 

2018年度(平成30年)主要文学賞受賞作家/作品リスト



 

エンタメ(大衆文学)向けの賞

 


直木賞

(株)文藝春秋系


[対象]
既刊の
エンターテインメント単行本
(長編or短編集)



[選考委員(2018年時点)]
浅田次郎
伊集院静
北方謙三
桐野夏生
高村薫
林真理子
東野圭吾
宮城谷昌光
宮部みゆき


 


第159回
(2018年7月18日発表)


[受賞作]
島本理生「ファーストラヴ」
単行本299ページ
電子版あり


Amazon一般書評によると
恋愛・ミステリー・サスペンスなど
様々な要素を持った秀作であるようです。






内容(「BOOK」データベースより)
なぜ娘は父親を殺さなければならなかったのか?
多摩川沿いで血まみれの女子大生が逮捕された。
彼女を凶行に駆り立てたものは何か?
裁判を通じて明らかにされる家族の秘密とは?



[その他候補作品]
上田早夕里「破滅の王」
木下昌輝「宇喜多の楽土」
窪美澄「じっと手を見る」
本城雅人「傍流の記者」
湊かなえ「未来」


 


第160回(2018年下半期)


2019年1月16日発表。
(6月-11月発表の単行本が対象)


[受賞作]
真藤順丈『宝島』
単行本: 546ページ
電子版あり


内容(「BOOK」データベースより)
英雄を失った島に、新たな魂が立ち上がる。
固い絆で結ばれた三人の幼馴染み、グスク、レイ、ヤマコ。
生きるとは走ること、抗うこと、そして想い続けることだった。
少年少女は警官になり、教師になり、テロリストになり―同じ夢に向かった。
超弩級の才能が放つ、青春と革命の一大叙事詩!!







[その他候補作品]
今村翔吾『童の神』
垣根涼介『信長の原理』
深緑野分『ベルリンは晴れているか』
森見登美彦『熱帯』




  


第25回 松本清張賞

(株)文藝春秋系




[対象]
未発表の
長編エンターテインメント小説
(公募型の賞)

 
川越宗一
「天地に燦(さん)たり」


内容(「BOOK」データベースより)
豊臣秀吉の朝鮮出兵により
侵略の風が吹き荒れる東アジアを、三つの視点から克明に綴る。
“島津”戦を厭いながらも、戦のなかでしか生きられない侍大将。
“朝鮮国”被差別民でありながら、儒学を修めたいと願う青年。
“琉球国”自国を愛し、「誠を尽くす」ことを信条に任務につく官人。


第52回 吉川英治文学賞
(講談社系)




 


帚木蓬生
「守教」
上下巻



内容(「BOOK」データベースより)
初めてだった。これほどに、自分を認めてくれる教えは。
だから、信じることに決めた。
百姓たちは、苦しい日々を生き抜くためにキリシタンになった。
なにかが変わるかもしれないという、かすかな希望。
手作りのロザリオ。
村を訪れた宣教師のミサ。
ときの権力者たちも、祈ることを奨励した。
時代が変わる感触がそのときは、確かにあった。
しかし―。感涙の歴史巨編。戦国期から開国まで。
無視されてきたキリシタン通史。


 

第39回 吉川英治文学新人賞
(講談社系)
 


佐藤 究
「Ank:a mirroring ape」


 


第31回 柴田錬三郎賞
(集英社)




 



奥泉光
「雪の階(きざはし)」



内容(「BOOK」データベースより)
昭和十年、春。数えで二十歳、女子学習院に通う笹宮惟佐子は、
遺体で見つかった親友・寿子の死の真相を追い始める。
調査を頼まれた新米カメラマンの牧村千代子は、
寿子の足取りを辿り、東北本線に乗り込んだ―。
二人のヒロインの前に現れる、謎のドイツ人ピアニスト、
革命を語る陸軍士官、裏世界の密偵。
そして、疑惑に迫るたびに重なっていく不審な死。
陰謀の中心はどこに?誰が寿子を殺めたのか?
昭和十一年二月二十六日、銀世界の朝。
惟佐子と千代子が目にした風景とは―。
戦前昭和を舞台に描くミステリーロマン。


 


第31回 山本周五郎賞
(新潮社)

 


小川哲
「ゲームの王国」
(上下巻)
上巻=448ページ
下巻=448ページ







内容(「BOOK」データベースより)
サロト・サル―後にポル・ポトと呼ばれた
クメール・ルージュ首魁の隠し子とされるソリヤ。
貧村ロベーブレソンに生を享けた、天賦の智性を持つ神童のムイタック。
皮肉な運命と偶然に導かれたふたりは、
軍靴と砲声に震える1975年のカンボジア、バタンバンで出会った。
秘密警察、恐怖政治、テロ、強制労働、
虐殺―百万人以上の生命を奪ったすべての不条理は、
少女と少年を見つめながら進行する…あたかもゲームのように。



 




第31回 小説すばる新人賞
(集英社)

公募新人賞






 


増島拓哉
「闇夜の底で踊れ」
 



 
 

純文学向けの賞

 

芥川賞

(株)文藝春秋系



[選考委員(2018年時点)]
小川洋子
奥泉光
川上弘美
島田雅彦
髙樹のぶ子
堀江敏幸
宮本輝
山田詠美
吉田修一


*村上龍は
2017年を最後に
審査員を引退
 


第159回(2018年上半期)
2018年7月18日発表


[受賞]
高橋弘希「送り火」
単行本120ページ
電子版あり






内容(「BOOK」データベースより)
少年たちは暴力の果てに何を見たのか?
東京から山間の町へ引っ越した中学三年生の歩。
級友とも、うまくやってきたはずだった。
あの夏、河へ火を流す日までは―。



[その他候補作品]
古谷田奈月「風下の朱」
北条裕子「美しい顔」
町屋良平「しき」
松尾スズキ「もう「はい」としか言えない」



 


第160回(2018年下半期)


2019年1月16日発表。




[受賞作]
上田岳弘『ニムロッド』
単行本144ページ
電子版あり


内容紹介
それでも君はまだ、人間でい続けることができるのか。
あらゆるものが情報化する不穏な社会をどう生きるか。
新時代の仮想通貨小説。 仮想通貨をネット空間で「採掘」する僕・中本哲史。
中絶と離婚のトラウマを抱えた外資系証券会社勤務の恋人・田久保紀子。
小説家への夢に挫折した同僚・ニムロッドこと荷室仁。
やがて僕たちは、個であることをやめ、全能になって世界に溶ける。
「すべては取り換え可能であった」という答えを残して。







【その他候補作】
砂川文次『戦場のレビヤタン』
高山羽根子『居た場所』
古市憲寿『平成くん、さようなら』
町屋良平『1R1分34秒』



 


第71回 野間文芸賞
(講談社系)

 

-
 



第44回 川端康成文学賞

主催=川端康成記念会
後援=新潮社




 



円城塔
「文字渦」


内容紹介
昔、文字は本当に生きていたのだと思わないかい?
秦の始皇帝の陵墓から発掘された三万の漢字。
希少言語学者が遭遇した未知なる言語遊戯「闘字」。
膨大なプログラミング言語の海に光る文字列の島。
フレキシブル・ディスプレイの絵巻に人工知能が源氏物語を自動筆記し続け、
統合漢字の分離独立運動の果て、ルビが自由に語りだす。
文字の起源から未来までを幻視する全12篇。

 


第42回 すばる文学賞
(集英社主催)

 


須賀ケイ
「わるもん」

 


第40回 野間文芸新人賞
(講談社系)

 

-
 


第31回 三島由紀夫賞
(新潮社)




三島賞受賞作
「無限の玄」
芥川賞候補作
「風下の朱」
を収録

 
古谷田奈月
「無限の玄」

内容(「BOOK」データベースより)
死んでは蘇る父に戸惑う男たち、魂の健康を賭けて野球する女たち。
三島賞受賞作「無限の玄」と芥川賞候補作「風下の朱」を収めた
超弩級の新星が放つ奇跡の中編集!

 

[海外]
×ノーベル文学賞


 



通常は10月発表。

しかし、報道されている通り、
2018年度は発表見送り


 

[海外]
ビューリッツアー賞
<フィクション部門>
(アメリカ)

 
Andrew Sean Greer
「LESS」

[海外]
ブッカー賞
(英国)

今すぐ読める
kindle版あり
(英語版のみ)



 
アンナ・バーンズ
「Milkman」
(女性作家)



内容(ロイター記事参考)
北アイルランドのある街が舞台。
若い女性が、年上の男性との関係を通じて
成長していく物語
 

[海外]
ゴンクール賞
(フランス)

 


[未確定]
Nicolas Mathieu
「Leurs enfants après eux」


*なかなか公式的な情報ソース見つからず。
それらしき作品のkindle版は既にあり。

 


 



 

幅広いジャンルの作品向けの賞

 



第15回 本屋大賞


作家(同業者)による選考ではなく、
一般読者の観点に近い
全国の書店員の投票で決まる賞。



 



[大賞]
辻村深月「かがみの狐城」 651点


2位以降
2位 柚月裕子「盤上の向日葵」 283.5点
3位 今村昌弘「屍人荘の殺人」 255点
4位 原田マハ「たゆたえども沈まず」 227点
5位 伊坂幸太郎「AX」 221.5点
6位 塩田武士「騙し絵の牙」 214点
7位 今村夏子「星の子」 166点
8位 知念実希人「崩れる脳を抱きしめて」 162.5点
9位 村山早紀「百貨の魔法」 162点
10位 小川糸「キラキラ共和国」 88.5点





単行本554ページ
電子版あり


一般読者の評判も良い作品。



内容(「BOOK」データベースより)
どこにも行けず部屋に閉じこもっていたこころの目の前で、
ある日突然、鏡が光り始めた。
輝く鏡をくぐり抜けた先の世界には、似た境遇の7人が集められていた。
9時から17時まで。
時間厳守のその城で、胸に秘めた願いを叶えるため、
7人は隠された鍵を探す―


 

第72回 毎日出版文化賞
(毎日新聞社)
 



<文学・芸術部門>
奥泉光著雪の階

<人文・社会部門>
佐藤卓己「ファシスト的公共性-総力戦体制のメディア学」

<自然科学部門>
松田洋一「性の進化史」

<企画部門>
編者 内田泉之助他「新釈漢文大系 全120巻別巻1 完結」

<特別賞>
松村圭一郎「うしろめたさの人類学」


 

第70回 読売文学賞
(読売新聞社)
 
 



*2019年2月発表


 

第54回 谷崎潤一郎賞
(中央公論新社)
 


星野智幸「焰」

 


第22回 司馬遼太郎賞
(司馬遼太郎記念財団)


 


-


 
 


 
 

その他、特定ジャンルの賞

 




第71回
日本推理作家協会賞
<長編及び連作短編集部門>


立会理事:
北村薫


選考委員:
垣根涼介
長岡弘樹
深水黎一郎
麻耶雄嵩


 


[受賞]
古処誠二「いくさの底」
単行本208ページ
電子版あり






内容(「BOOK」データベースより)
戡定後のビルマの村に急拵えの警備隊として配属された賀川少尉一隊。
しかし駐屯当日の夜、何者かの手で少尉に迷いのない一刀が振るわれる。
敵性住民の存在が疑われるなか、
徹底してその死は伏され、幾重にも糊塗されてゆく―。
善悪の彼岸を跳び越えた殺人者の告白が読む者の心を掴んで離さない、
戦争ミステリの金字塔!
 


<落選(その他候補)>
近藤史恵「インフルエンス」
佐藤究「Ank : a mirroring ape」
辻村深月「かがみの狐城」
遠田潤子「冬雷」



 




第71回
日本推理作家協会賞
<短編部門>



立会理事:
月村了衛


選考委員:
あさのあつこ
逢坂剛
大沢在昌
黒川博行
道尾秀介

 




[受賞]
降田天「偽りの春」


この作品は単行本存在しない模様。
日本推理作家協会による
「ザ・ベストミステリーズ2018」に収録。






内容(「BOOK」データベースより)
日本推理作家協会賞短編部門受賞作
降田天「偽りの春」を収録!
見逃すな!これが日本の短編ミステリーの最高峰だ!
初心者から愛好家まで、この一冊で大丈夫。
ミステリーのプロが厳選に厳選を重ね、
自信を持ってあなたに届ける珠玉の10編!



 


<落選(その他候補)>
芦沢央「ただ、運が悪かっただけ」
櫻田智也「火事と標本」
柴田よしき「理由」
増田忠則「階段室の女王」



 



第71回 日本推理作家協会賞
<評論・研究部門>


立会理事:
月村了衛


選考委員:
あさのあつこ
逢坂剛
大沢在昌
黒川博行
道尾秀介



 



[受賞]
宮田昇「昭和の翻訳出版事件簿」


 

<落選(その他候補)>
浅木原忍「ミステリ読者のための 連城三紀彦全作品ガイド」
東秀紀「アガサ・クリスティーの大英帝国 名作ミステリと「観光」の時代」
飯城勇三「本格ミステリ戯作三昧 贋作と評論で描く本格ミステリ十五の魅力」
内田隆三「乱歩と正史 人はなぜ死の夢を見るのか」

 



第64回 江戸川乱歩賞
(推理小説新人賞)


選考委員:
池井戸潤
今野敏
辻村深月
貫井徳郎
湊かなえ


 


斎藤詠一「到達不能極」
単行本325ページ
電子版あり




今をときめくトップ作家たちが
公式サイトの選評にて絶賛する作品。



内容(「BOOK」データベースより)
二〇一八年、遊覧飛行中のチャーター機が突如システムダウンを起こし、
南極へ不時着してしまう。
ツアーコンダクターの望月拓海と乗客のランディ・ベイカーは物資を求め、
今は使用されていない「到達不能極」基地を目指す。
一九四五年、ペナン島の日本海軍基地。訓練生の星野信之は、
ドイツから来た博士とその娘・ロッテを、
南極にあるナチス・ドイツの秘密基地へと送り届ける任務を言い渡される。
現在と過去、二つの物語が交錯するとき、
極寒の地に隠された“災厄”と“秘密”が目を覚ます!


 


第17回
このミステリーがすごい!大賞
(宝島社)


 
倉井眉介
「怪物の木こり」
(書籍は2019年1月発売)


第38回
横溝正史ミステリ大賞



選考委員:
有栖川有栖
恩田陸
黒川博行
道尾秀介


[特記事項]
この賞は2018年で終了。
2019年からは
「横溝正史
ミステリ&ホラー大賞」
にリニューアル

 


[大賞]
該当作なし


[奨励賞]
犬塚理人
「人間狩り」

 



第8回
アガサ・クリスティー賞
(早川書房)





選考委員:
北上次郎
鴻巣友季子
藤田宜永
ミステリマガジン編集長

 
 


オーガニックゆうき
「入れ子の水は月に轢かれ」



内容紹介
那覇・水上店舗通り
―繁華な国際通りから一本入ったその場所は、猥雑なバックストリートだ。
かつては湿地帯だったガーブ川を、戦後に不法占拠して生まれたワンダーゾーン。
いわば、風来坊たちの隠れ家である。
水害で死んだ双子の兄の身代わりとして、偽りの人生を生きてきた孤独な青年・岡本駿。
母を振り切って実家を飛び出した彼は放浪の果て、水上店舗通りに辿り着いた。
高齢フリーターの川平健、そして老女傑の鶴子オバアと出会い、
居場所を見つけた駿はやがて、オバアの店を譲り受け『水上ラーメン』をオープンする。
しかし開店当日、最初の客が謎多き水死体として発見される。
不審死を追う駿と健は、在日米軍、CIA、琉球王など、
沖縄に滲む黒闇を目の当たりにする――!



 



第5回
新潮ミステリー大賞
(新潮社)


選考委員:
伊坂幸太郎
貴志祐介
道尾秀介


 
7/30発表


結城真一郎
「スターダスト・ナイト」


書籍はまだないようです
 


第21回
日本ミステリー文学大賞
(光文社)


作品ではなく
受賞対象は作家




選考委員:
逢坂剛
権田萬治
西村京太郎
東野圭吾



 
[受賞者]
夢枕獏
 



第21回
日本ミステリー文学大賞
新人賞
(光文社)



選考委員:
綾辻行人
篠田節子
朱川湊人
若竹七海








 
北原真理
「沸点桜(ボイルドフラワー)」


内容(「BOOK」データベースより)
新宿歌舞伎町でセキュリティをするコウは、
生きるためなら手段を選ばないしたたかな女。
元情夫のシンプの指示で、風俗店“天使と薔薇”から逃亡した
淫乱で狡猾な美少女ユコを連れ戻しに成城の豪邸へと向かう。
そこには敵対する角筈の殺し屋たちが待っていた。
窮地を躱したコウはユコを連れ、幼いころに暮らした海辺の団地に潜伏する。
束の間の平穏、団地の住民たちとの交流、闇の世界から抜け出し、
別人に生まれ変わった危ない女とやっかいな女の奇妙な共同生活。
幼いころから虐待され、悲惨な人生を歩んできた二人に、安息の日々は続くのか―。
 

第28回
鮎川哲也賞
(東京創元社)



未発表の
長編ミステリー大賞
(新人系の賞)





[書籍タイトル]
探偵は教室にいない
(*タイトルが
変更されたようです)




4月3日発表


川澄浩平
「学校に行かない探偵」



内容(「BOOK」データベースより)
わたし、海砂真史には、ちょっと変わった幼馴染みがいる。
幼稚園の頃から妙に大人びていて頭の切れる子供だった彼とは、
別々の小学校に入って以来、長いこと会っていなかった。
変わった子だと思っていたけど、中学生になってからは、
どういう理由からか学校にもあまり行っていないらしい。
しかし、ある日わたしの許に届いた差出人不明のラブレターをめぐって、
わたしと彼―鳥飼歩は、九年ぶりに再会を果たす。
日々のなかで出会うささやかな謎を通して、
少年少女が新たな扉を開く瞬間を切り取った四つの物語。
青春ミステリの新たな書き手の登場に、
選考委員が満場一致で推した第28回鮎川哲也賞受賞作。

 


[最終候補作]
方丈貴恵「遠い星からやって来た探偵」
岡本好貴「ロンドンの探偵たち」
小松雅「眠りから覚めたヴェンデッタ」
床品美帆「レッドカサブランカ」
川澄浩平「学校に行かない探偵」

 




ミステリが読みたい!
2019年度ランキング
(早川書房)


書評家
作家
翻訳家
書店員
などプロが選ぶ
ランキング



 






【国内篇】
1位 原尞『それまでの明日』
2位 今村昌弘『屍人荘の殺人』
3位 三津田信三『碆霊の如き祀るもの』
4位 貴志祐介『ミステリークロック』
5位 若竹七海『錆びた滑車』
6位 奥泉光『雪の階』
7位 芦沢 央『火のないところに煙は』
8位 葉真中 顕『凍てつく太陽』
9位 有栖川有栖『インド倶楽部の謎』
10位 深緑野分『ベルリンは晴れているか』
11位 早坂 吝『探偵AIのリアル・ディープラーニング』
12位 倉数 茂『名もなき王国』
13位 麻耶雄嵩麻耶雄嵩『友達以上探偵未満』
14位 真藤順丈『宝島』
15位 古処誠二『生き残り』
16位 白井智之『少女を殺す100の方法』
17位(同率)上田早夕里『破滅の王』
17位(同率)高野史緒『翼竜館の宝石商人』
19位 道尾秀介『スケルトン・キー』
20位 芦辺 拓『帝都探偵大戦』






原尞『それまでの明日』内容(「BOOK」データベースより)
11月初旬のある日、渡辺探偵事務所の沢崎のもとを望月皓一と名乗る紳士が訪れた。
消費者金融で支店長を務める彼は、
融資が内定している赤坂の料亭の女将の身辺調査を依頼し、
内々のことなのでけっして会社や自宅へは連絡しないようにと言い残し去っていった。
沢崎が調べると女将は六月に癌で亡くなっていた。
顔立ちのよく似た妹が跡を継いでいるというが、
調査の対象は女将なのか、それとも妹か?

しかし、当の依頼人が忽然と姿を消し、いつしか沢崎は金融絡みの事件の渦中に。
切れのいい文章と機知にとんだ会話。時代がどれだけ変わろうと、この男だけは変わらない。
14年もの歳月を費やして遂に完成した、
チャンドラーの『長いお別れ』に比肩する渾身の一作。



 



【海外篇】
1位 アンソニー・ホロヴィッツ『カササギ殺人事件』
2位 ピーター・スワンソン『そしてミランダを殺す』
3位 セバスチャン・フィツェック『乗客ナンバー23の消失』
4位 ジョー・イデ『IQ』
5位 陸秋槎『元年春之祭』
6位 C・J・チューダー『白墨人形』
7位 ミシェル・ビュッシ『黒い睡蓮』
8位 レイフ・GW・ペーション『許されざる者』
9位 デニス・ルヘイン『あなたを愛してから』
10位 ドット・ハチソン『蝶のいた庭』
11位 エイドリアン・マッキンティ『コールド・コールド・グラウンド』
12位 ハーラン・コーベン『偽りの銃弾』
13位 ドン・ウィンズロウ『ダ・フォース』
14位 ジョン・ル・カレ『スパイたちの遺産』
15位 ジョン・ヴァードン『数字を一つ思い浮かべろ』
16位 ジャック・カーリイ『キリング・ゲーム』
17位 ポール・アルテ『あやかしの裏通り』
18位 エリザベス・ウェイン『ローズ・アンダーファイア』
19位 ヘニング・マンケル『ピラミッド』
20位(同率) ロバート・ロプレスティ『日曜の午後はミステリ作家とお茶を』
20位(同率) ピエール・ルメートル『監禁面接』






「カササギ殺人事件(上巻)」内容(「BOOK」データベースより)
1955年7月、サマセット州にあるパイ屋敷の家政婦の葬儀が、しめやかに執りおこなわれた。
鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけたのか、
あるいは…。その死は、小さな村の人間関係に少しずつひびを入れていく。
余命わずかな名探偵アティカス・ピュントの推理は―。
アガサ・クリスティへの愛に満ちた完璧なるオマージュ・ミステリ!





 



週刊文春
ミステリーベスト10
<2018年>


選ぶのは
全国の書店員と
ミステリー通読者



 
[国内部門]
第1位
東野圭吾「沈黙のパレード」
(ガリレオシリーズ第9作)


[海外部門]
第1位
アンソニー・ホロヴィッツ「カササギ殺人事件」


 
 

ノンフィクション作品向けの賞

 

第2回
大宅壮一メモリアル
日本ノンフィクション大賞
(文藝春秋系)

リニューアル2回目
 

[大賞]
森功
『悪だくみ「加計(かけ)学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』
 


[読者賞]
清武英利
『石つぶて 警視庁 二課刑事(でか)の残したもの』
 

第40回
講談社ノンフィクション賞

 


-


 

第16回
開高健ノンフィクション賞
(集英社)
 
川内有緒
「空を行く巨人」


[新設賞]
第1回
Yahooニュース/本屋大賞
ノンフィクション本大賞




本屋大賞同様に
書店員の投票で決まる

 

角幡 唯介
「極夜行」


地球上には太陽の光が数カ月届かない
「極夜」地帯が実在する。
それを体験しに行く日本人の話。

ノンフィクション界のトップランナーで
冒険家の著者が準備3年・旅1年、
4年間かけて書き上げた大作。

 



 


その他、放送関連

 


J-WAVE
「BOOK BAR」
BOOK BAR大賞


杏&大倉眞一郎
MCの読書番組
による独自の賞


 



[杏セレクト]
ユヴァル・ノア・ハラリ「サピエンス全史(上下巻)」

<選考に関するコメント>
「上巻だけでもいい! これを読むと色々な価値観を再構築してくれる。
本当に読んだ後に考え方が変わる1冊」


kindle版あり


 


[大倉眞一郎セレクト]
池上永一「ヒストリア」

<選考に関するコメント>
「最初のいくつかのページだけでもインパクト大で、
その後のエンターテイメントのページがより際立って面白い!
これは参りました」


kindle版あり


 










 

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[社内競合誌比較]
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