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第166回(2021年下半期)芥川賞候補作品


2021年12月17日発表。
1月19日に受賞作が決定。
 


タイトル/作者等

 
作者/作品情報等


石田夏穂
「我が友、スミス」
すばる掲載

2022年1月19日発売




 



作者は1991年生まれ。

2021年に「我が友、スミス」で第45回すばる文学賞の佳作を受賞。


「トイレ小説」を自称する珍しい作品。


 



九段理江
「Schoolgirl」
文學界掲載






 


詳しい内容は不明。

作者は1990年生まれ。

文學界2021年5月号掲載の「悪い音楽」で
第126回文學界新人賞を受賞。

「Schoolgirl」文學界2021年12月号に掲載されたもの。




 



島口大樹
「オン・ザ・プラネット」
群像掲載

2022年1月14日発売
kindle版あり




 


作者は1998年生まれで5人の中での最年少。

映画撮影が関係したロード&ムービー小説。
 


[受賞作品]


砂川文次
「ブラックボックス」
群像掲載

2022年1月26日発売



 

自転車便の配達車をしている主人公の話。



 



乗代雄介
「皆のあらばしり」
新潮掲載

20021年12月22日発売
kindle版あり
単行本144ページ





 
芥田川賞のライバルである三島賞を受賞している
1986年生まれの作家の作品。

 



「我が友、スミス」あらすじ
前代未聞の筋トレ小説、誕生!

「別の生き物になりたい」。
筋トレに励む会社員・U野は、Gジムで自己流のトレーニングをしていたところ、
O島からボディ・ビル大会への出場を勧められ、本格的な筋トレと食事管理を始める。
しかし、大会で結果を残すためには
筋肉のみならず「女らしさ」も鍛えなければならなかった――。

鍛錬の甲斐あって身体は仕上がっていくが、職場では彼氏ができてダイエットをしていると思われ、
母からは「ムキムキにならないでよ」と心無い言葉をかけられる。
モヤモヤした思いを解消できないまま迎えた大会当日。
彼女が決勝の舞台で取った行動とは?
世の常識に疑問を投げかける圧巻のデビュー作。




「オン・ザ・プラネット」あらすじ
「終わったのかな」「なにが?」「世界?」
同じ車に乗り込んだぼくら四人は、映画を撮るために鳥取砂丘を目指す。
注目の新星が重層する世界の「今」を描く、ロード&ムービー・ノベル。
「これからぼくらが話すことは、人類最後の会話になるかもしれない。
そうやって考えるとき、皆は何を話したい?」
記憶すること、思い出すこと、未来に向かって過去をみつけ直すこと。
現実と虚構の別を越えて、新しい世界と出会う旅。



「ブラックボックス」あらすじ
ずっと遠くに行きたかった。
今も行きたいと思っている。

自分の中の怒りの暴発を、なぜ止められないのだろう。
自衛隊を辞め、いまは自転車便メッセンジャーの仕事に就いているサクマは、都内を今日もひた走る。
昼間走る街並みやそこかしこにあるであろう倉庫やオフィス、
夜の生活の営み、どれもこれもが明け透けに見えているようで見えない。
張りぼての向こう側に広がっているかもしれない実相に触れることはできない。
気鋭の作家、新境地の傑作中篇。



「皆のあらばしり」あらすじ
ぼくと中年男は、謎の本を探し求める。
三島賞作家の受賞第一作
。幻の書の新発見か、それとも偽書か――。
高校の歴史研究部活動で城址を訪れたぼくは中年男に出会う。
人を喰った大阪弁とは裏腹な深い学識で、男は旧家の好事家が蔵書目録に残した「謎の本」の存在を追い始めた。
うさん臭さに警戒しつつも、ぼくは男の博識に惹かれていく。
ラストの逆転劇が光る、良質のミステリのような注目作。




 



 

第165回(2021年上半期)芥川賞候補作品



2021年6月11日発表

受賞作は7/14発表。
直木賞同様に2作品が受賞。



 

タイトル/作者等
 
作者/作品情報等


[受賞作品]


石沢麻依
「貝に続く場所にて」

7/9発売

 



作者は1980年生まれ
ドイツ在住

同作品にて
「第64回・群像新人文学賞」を受賞


 


くどうれいん
「氷柱の声」

7/9発売




 

東日本大震災が関連する作品。

作者は1994年生まれ。
震災地である盛岡市出身・在住。
 



高瀬隼子
「水たまりで息をする」

7/13発売





 




作者は1988年生まれ
2019年に第43回すばる文学賞を受賞
 




千葉雅也
「オーバーヒート」





 




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[受賞作品]


李琴峰
「彼岸花が咲く島」
192ページ

6/25発売
kindle版あり





 
1989年生まれ

2013年に来日。
早稲田大学の大学院出身者





 






「貝に続く場所にて」あらすじ
コロナ禍が影を落とす異国の街に、9年前の光景が重なり合う。
静謐な祈りをこめて描く鎮魂の物語。
ドイツの学術都市に暮らす私の元に、震災で行方不明になったはずの友人が現れる。
人を隔てる距離と時間を言葉で埋めてゆく、現実と記憶の肖像画。




「氷柱の声」あらすじ
語れないと思っていたこと。 言葉にできなかったこと。
東日本大震災が起きたとき、伊智花は盛岡の高校生だった。
それからの10年の時間をたどり、人びとの経験や思いを語る声を紡いでいく、著者初めての小説。



「水たまりで息をする」あらすじ
ある日、夫が風呂に入らなくなったことに気づいた衣津美。
夫は水が臭くて体につくと痒くなると言い、入浴を拒み続ける。
彼女はペットボトルの水で体をすすぐように命じるが、そのうち夫は雨が降ると外に出て濡れて帰ってくるように。
そんなとき、夫の体臭が職場で話題になっていると義母から聞かされ、「夫婦の問題」だと責められる。
夫は退職し、これを機に二人は、夫がこのところ川を求めて足繁く通っていた彼女の郷里に移住する。
川で水浴びをするのが夫の日課となった。
豪雨の日、河川増水の警報を聞いた衣津美は、夫の姿を探すが――。





「彼岸花が咲く島」あらすじ
記憶を失くした少女が流れ着いたのは、ノロが統治し、男女が違う言葉を学ぶ島だった――。
不思議な世界、読む愉楽に満ちた中編小説。