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2021年度本屋大賞ノミネート10作品の比較,評価,予想,あらすじ

1月にノミネート10作品が発表。
大賞は4/14発表。


[4/14発表の大賞]
「52ヘルツのクジラたち」町田そのこ


 

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[順位]
１位「52ヘルツのクジラたち」町田そのこ　365.5点
２位「お探し物は図書室まで」青山美智子　287.5点
３位「犬がいた季節」伊吹有喜　286.5点
４位「逆ソクラテス」伊坂幸太郎　248.0点
５位「自転しながら公転する」山本 文緒　227.5点
６位「八月の銀の雪」伊与原新　227.5点
７位「滅びの前のシャングリラ」凪良ゆう　223.5点
８位「オルタネート」加藤シゲアキ　169.5点
９位「推し、燃ゆ」宇佐見りん　139.5点
１０位「この本を盗む者は」深緑野分　132.5点


5位と6位は同じ得点ながら
何らかの差により、順位に差がついています



 

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ノミネート10作品

タイトル 作者 など	ジャンル	トピックス
『犬がいた季節』 伊吹有喜 双葉社 2020年10月14日発売 単行本352ページ kindle版あり	青春小説 平成史 動物主人公	三重県の高校にて 1988年に保護された 捨て犬目線の物語。 犬の世話をする事になった 高校3年生をが登場する ■1888-1989 ■1991-1992 ■1994-1995 ■1997-1998 ■1999-2000 の各年代を描いた5作と 令和元年の1年を描く連作。 その当時に三重で起こった 実際の事件・出来事も登場し、 歴史も学べる作品のようです。 Amazon評価もかなり高い。
『お探し物は図書室まで』 青山美智子 ポプラ社 2020年11月11日発売 単行本300ページ kindle版あり	ハートウォーミング	図書室を舞台とした作品で、 口コミによると ジャンル分け通り、 心が暖かくなるような タイプの作品のようです。
『推し、燃ゆ』 宇佐見りん 河出書房新社 2020年9月10日発売 単行本144ページ kindle版あり	芸能	2020年度下半期芥川賞受賞作 アイドルをテーマとした作品。 作者は1999年生まれ。 娯楽性が高くて 144ページしかないため、 読書があまり得意ではない 若い人にはおすすめと言える作品。
『オルタネート』 加藤シゲアキ 新潮社 2020年11月19日 単行本384ページ	青春小説	2020度下半期直木賞候補
『逆ソクラテス』 伊坂幸太郎 集英社 2020年4月24日発売 単行本288ページ kindle版あり	短編集	第33回柴田錬三郎賞受賞作   レビューを参考にすると 各作品の舞台は小学生で、 大人になった主人公が 子供の頃を回顧するような タイプの作品のようです。 5作から成る300ページ未満の作品で、 長い小説を集中して 読むのが苦手な人にはお勧め。 レビューも高評価。
『この本を盗む者は』 深緑野分 KADOKAWA 2020年10月8日発売 単行本344ページ kindle版あり	ファンタジー	Amazon個別ページにて ファンタジー界のトップランナー、 森見登美彦氏が絶賛する作品。 作者は 「現実逃避を保証します」 と語っており、 不安な毎日の中で 現実逃避したい人にはお薦め。
[受賞作品] 『52ヘルツのクジラたち』 町田そのこ 中央公論新社 2020年4月18日発売 単行本260ページ kindle版あり	感涙系	ジャンルは微妙ながら レビューを参考にすると 「泣ける作品」 という意見が圧倒的で、 泣ける本を探している人向け
『自転しながら公転する』 山本文緒 新潮社 2020年9月28日発売 単行本480ページ kindle版あり	女性の日常 (ジャンル微妙)	レビューによると、 主人公は女性で、 女性向けの作品と言えるようです。 ページ数多いのが難点
『八月の銀の雪』 伊与原新 新潮社 2020年10月20日発売 単行本256ページ kindle版あり	短編集 理系小説	2020度下半期直木賞候補作品
『滅びの前のシャングリラ』 凪良ゆう 中央公論新社 2020年10月7日発売 単行本334ページ kindle版あり	ジャンル微妙	賛否両論あり。 小惑星の衝突により 1か月後に滅びる事になった 地球が舞台の作品。

『犬がいた季節』内容（「BOOK」データベースより）
ある日、高校に迷い込んだ子犬。生徒と学校生活を送ってゆくなかで、その瞳に映ったものとは―。
最後の共通一次。
自分の全力をぶつけようと決心する。18の本気。
鈴鹿でアイルトン・セナの激走に心通わせる二人。18の友情。
阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件を通し、進路の舵を切る。18の決意。
スピッツ「スカーレット」を胸に、新たな世界へ。18の出発。
ノストラダムスの大予言。世界が滅亡するなら、先生はどうする?18の恋…12年間、高校で暮らした犬、コーシローが触れた18歳の想い―。
昭和から平成、そして令和へ。
いつの時代も変わらぬ青春のきらめきや切なさを描いた、著者最高傑作!

 

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『お探し物は図書室まで』内容（「BOOK」データベースより）
お探し物は、本ですか?仕事ですか?人生ですか?
悩める人々が立ち寄った小さな図書室。
不愛想だけど聞き上手な司書さんが思いもよらない選書と可愛い付録で人生を後押しします。
『木曜日にはココアを』の著者が贈る、明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説。

 

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『推し、燃ゆ』内容（「BOOK」データベースより）
推しが炎上した。ままならない人生を引きずり、祈るように推しを推す。
そんなある日、推しがファンを殴った。


 

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『オルタネート』内容（「BOOK」データベースより）
高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須となった現代。
東京のとある高校を舞台に、若者たちの運命が、鮮やかに加速していく。
全国配信の料理コンテストで巻き起こった“悲劇”の後遺症に思い悩む蓉。
母との軋轢により、“絶対真実の愛”を求め続ける「オルタネート」信奉者の凪津。
高校を中退し、“亡霊の街”から逃れるように、音楽家の集うシェアハウスへと潜り込んだ尚志。
恋とは、友情とは、家族とは。
そして、人と“繋がる”とは何か。
デジタルな世界と未分化な感情が織りなす物語の果てに、三人を待ち受ける未来とは一体―。
“あの頃”の煌めき、そして新たな旅立ちを端正かつエモーショナルな筆致で紡ぐ、新時代の青春小説。



 

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『逆ソクラテス』内容（「BOOK」データベースより）
逆境にもめげず簡単ではない現実に立ち向かい非日常的な出来事に巻き込まれながらも
アンハッピーな展開を乗り越え僕たちは逆転する!
無上の短編5編(書き下ろし3編)を収録。


 

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『この本を盗む者は』内容（「BOOK」データベースより）
書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。
父は巨大な書庫「御倉館」の管理人を務めるが、深冬は本が好きではない。
ある日、御倉館から蔵書が盗まれ、深雪は残されたメッセージを目にする。
“この本を盗む者は、魔術的現実主義の旗に追われる”本の呪いが発動し、街は物語の世界に姿を変えていく。
泥棒を捕まえない限り元に戻らないと知った深冬は、様々な本の世界を冒険していく。
やがて彼女自身にも変化が訪れて―。  


 

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『52ヘルツのクジラたち』内容（「BOOK」データベースより）
52ヘルツのクジラとは―他の鯨が聞き取れない高い周波数で鳴く、世界で一頭だけのクジラ。
たくさんの仲間がいるはずなのに何も届かない、何も届けられない。
そのため、世界で一番孤独だと言われている。
自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。
孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる―。


 

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『自転しながら公転する』Amazon解説
結婚、仕事、親の介護、全部やらなきゃダメですか。
共感と絶賛の声続々!
あたたかなエールが届く共感度100%小説!

東京で働いていた32歳の都は実家に戻り、地元のモールで店員として働き始めるが…。
恋愛、家族の世話、そのうえ仕事もがんばるなんて、そんなの無理!
答えのない問いを生きる私たちをやさしく包む物語。
7年ぶり、待望の長篇小説

 

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『八月の銀の雪』Amazon解説
不愛想で手際が悪い――。コンビニのベトナム人店員グエンが、就活連敗中の理系大学生、堀川に見せた真の姿とは（「八月の銀の雪」）。
会社を辞め、一人旅をしていた辰朗は、凧を揚げる初老の男に出会う。その父親が太平洋戦争に従軍した気象技術者だったことを知り……（「十万年の西風」）。
科学の揺るぎない真実が、傷ついた心に希望の灯りをともす全5篇。


 

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『滅びの前のシャングリラ』内容（「BOOK」データベースより）
「一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる」
学校でいじめを受ける友樹、人を殺したヤクザの信士、恋人から逃げ出した静香。
そして―荒廃していく世界の中で、四人は生きる意味を、いまわのきわまでに見つけられるのか。
圧巻のラストに息を呑む。
滅び行く運命の中で、幸せについて問う傑作。