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大きな違いまとめ(簡単にわかりやすく)

• 日記の各項目(ページ)は「日付」入りで、その日にあった事を書くもの、それに対してエッセイは「一つのテーマ」に対して筆者が自分の思う事を書くもの
• 現代の公開SNSを除いて日記は人に見られる事を想定したものではなく人の本音が見えるもの、一方で人に見られる事前提で書かれた随筆/エッセイは、筆者が詩文のイメージを気にしながら書くという意味で本音/本性は見えづらい

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日記と随筆の比較表

あいまいな分゛分もあり、下記にあてはまらない例もあります

	日記	随筆 エッセイ
英単語では?	diary	essay
おおまかな定義	日付入りで 書き手がその日を起こった事を 「他人の目」を気にする事なく 書き綴ったもの。 家計簿の仲間のような ところもある生活感溢れるもの。 有名人の日記の場合、 その人が死んでから 死人に許可なく 出版される事もあり	書き手が 「一つのテーマ」 について自分の思う事を 自由に書き記した読み物。
大まかな違い	■日付入り ■基本的に時系列順に並んでいる	■テーマごとの文章(日付なし) ■時系列順に並んでいるとは限らない
本音/本心/本性	基本的に人に見られる 事を意識して書くものではないため その人の本心が丸見え	特に現代においては 執筆依頼があって書き、 世に発表されて 人の目に触れる事を 意識しながら書くため 本音/本性は見えづらい
時系列	基本的に巻頭から巻末まで 時系列順に並ぶ	「テーマごと」の文章を集めたものの場合、 出来事・筆者のその時点で思う事が 時系列順に並んでいるとは限らない。 ＊特に筆者が自分の人生を振り返りながら 特定のテーマについて書いたものを まちめたエッセイの場合。 (巻頭のほうに最近のエピソード、 巻末に子供の頃のエピソード、みたいなこともあり)
代表的な物 (古代)	■紫式部日記(紫式部) ■和泉式部日記(和泉式部) ■御堂関白記(藤原道長)	■枕草子(清少納言) ↑古代エッセイの典型的な例 「一つのテーマ」について 清少納言が自分の思う事を書いたもの ■方丈記(鴨長明) ■徒然草(吉田兼好)
代表的な物 (現代)	Twiter(X)やブログが 日記に近い存在	■もものかんづめ(さくらももこ) ↑旬の有名人が書いたテーマごとのお話 という意味で現代版の「枕草子」 に近い存在