ノンフィクションとエッセイの違いとは?

 

ノンフィクションとエッセイ



まずはじめに、
「フィクションではない(作り話ではない)」
という意味においては同じジャンルに入るものの、実際には違うものとして認識されている
「ノンフィクション」と「エッセイ」の特徴や実例情報。


 
 

ノンフィクション(ノンフィクション小説)とは?



ノンフィクションとは、関連する文芸賞も多数存在する、文学性の高い作品を指す。
そして、感動的な話や奇跡的な話ながら、一般的な小説(作り話)とは違い、
紛れもなく起こった事実を小説調に書いたものを指す。

そのため、「ノンフィクション小説」と呼ばれる場合もあり。


その他、小説的ではなく、テレビ番組の特定事件・社会現象の特集を文字に起こしたような
「ドキュメント」に近いタイプの作品もあり、
例えば、新潮社では「ノンフィクション小説系」「ドキュメント系」両方の賞が用意されている。





【有名なノンフィクション文学賞】
 
大宅賞
(大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション賞)

直木賞や芥川賞を開催する文芸春秋社による
主要文学賞の一つで、
フィクション賞の直木賞・芥川賞とは違い、
賞のタイトル通り、
ノンフィクション作品を対象としたもの。
 

小林賞
(小林秀雄賞)
 

新潮社のノンフィクション文学賞。
三島賞や山本賞と並び、
新潮社主催の「新潮4賞」の一つ。

ノンフィクション小説系作品が対象。
(事件や社会現象はあまり絡まない)
 

新潮ドキュメント賞
 

新潮社のノンフィクション文学賞。
こちらも、小林賞と並んで
新潮社主催の「新潮4賞」の一つ。

こちらは小説的ではなく、
事件などのドキュメント特集を
文字に起こしたタイプ。
 

開高健
ノンフィクション賞
 

集英社主催の「出版4賞」の中の
ノンフィクション部門。
2003年にスタートしたばかり。
 

講談社
ノンフィクション大賞
 
 





【主な有名ノンフィクション作品】
  • 木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか?/増田俊也
  • 三島由紀夫とは何者だったのか/橋本治
  • 脳と仮想/茂木健一郎
  • メディアの支配者/中川一徳
  • 半島へ、再び/蓮池薫
  • 原節子の真実/石井妙子
  • ガン回廊の光と影/柳田邦夫
  • マッキンリーに死す/長尾三郎
  • つかこうへい正伝/長谷川康夫




Amazon.co.jp ノンフィクション作品ランキング






【例外】
小澤征爾さんと、音楽について話をする/小澤征爾・村上春樹

こちらは世界的な2人の共作扱いでロングインタビュー系作品。
エッセイにやや近いもののエッセイではなくAmazonでは「音楽理論」カテゴリ。
そして、2012年に新潮社の「小林賞」を受賞。
ただし、このようなエッセイに近いものがノンフィクション小説向け賞を獲るのは極めて例外的。



 
 

エッセイ


エッセイとは、日本でいうと「随筆(ずいひつ)」となり、
自分以外のことを基本的な題材しているのが「ノンフィクション」であるのに対し、
自身を題材として、日々の生活で起こったことなどを文学作品としても
おもしろいようなテイストで綴ったようなものを主に指す。
(ただの日記的なものもあり)

こちらは普段フィクションの小説ばかり書いている小説家が書く場合もあり、
村上春樹氏や東野圭吾氏などのトップ作家の日常を綴ったエッセイ本がベストセラーになることもあり。

作家以外が出すエッセイでは、その時代の「時の人」が出版するとベストセラーになりやすい傾向にあり。





【主な有名エッセイ作品】
  • もものかんづめ/さくらももこ
  • さるのこしかけ/さくらももこ
  • たいのおかしら/さくらももこ
  • 遺書/松本人志
  • 遠い太鼓/村上春樹
  • もし僕らのことばがウィスキーであったなら/村上春樹
  • 走ることについて語るときに僕の語ること/村上春樹
  • パイナップリン/吉本ばなな
  • 多分最後のご挨拶/東野圭吾
  • あの頃ぼくらはアホでした/東野圭吾
  • 夢はトリノをかけめぐる/東野圭吾

タイトルからして、村上は純文学的、東野氏は大衆文学的。










 

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本屋大賞2018ノミネート10作品詳細(あらすじ・内容比較・受賞予想など)
2018年1月にノミネート10作品発表